不動産一括査定おすすめ5選|実家・空き家売却での選び方

実家や空き家を売却するとき、不動産会社を一社ずつ探す代わりに、不動産一括査定サービスを使う方法があります。

ただ、検索すると「おすすめ1位」「ランキング1位」と紹介するサイトがいくつもあり、どれを選べばよいのか分かりにくくなります。

不動産一括査定は、誰にとっても同じサービスが一番よいわけではありません。

地方にある実家なのか。

大手不動産会社へ依頼したいのか。

地域密着会社も比較したいのか。

まだ売却を決めておらず電話連絡を避けたいのか。

こうした条件によって向いているサービスが変わります。

実家・空き家の一括査定では、「ランキング1位」より、自分の実家がある地域でどんな会社を比較できるかを基準に選ぶことが重要です。

この記事では、2026年9月時点のサービス内容を基に、主要な不動産一括査定5サービスを実家・空き家売却の視点から比較します。

目次

実家・空き家向け不動産一括査定5サービス

サービス 向いている人 同時依頼数 特徴
LIFULL HOME’S 多くの候補から探したい・匿名でも確認したい 最大10社 提携会社が多く、別に匿名査定もある
HOME4U 会社数を絞り、大手・地場をバランスよく比較したい 最大6社 依頼会社を選択でき、サポート窓口もある
SUUMO売却査定 会社情報・売却実績を見ながら選びたい 最大10社 店舗情報・売却実績等を確認しやすい
イエウール 地方の実家を含め対応会社を探したい 最大6社 全国の大手・地域会社を幅広く掲載
すまいValue 大手仲介会社だけを比較したい 最大6社 大手不動産会社6社によるサービス

ただし、「最大10社」と書かれていても、自分の実家で10社すべてが表示されるという意味ではありません。

実際の候補数は所在地、物件種別、その地域を担当する不動産会社によって変わります。

候補の多さと匿名性を重視するならLIFULL HOME’S

LIFULL HOME’Sは、できるだけ多くの候補から不動産会社を探したい場合に使いやすいサービスです。

2026年8月時点では約5,100社の不動産会社と提携し、一度の入力で最大10社へ査定を依頼できます。

ただし、一番大きな特徴は提携会社数だけではありません。

LIFULL HOME’Sには、通常の一括査定とは別に「匿名査定」があります。

匿名査定なら不動産会社へ電話番号・メールを開示せず確認できる

匿名査定では、物件の所在地や条件を入力して査定を依頼します。

この段階では、電話番号やメールアドレスは査定する不動産会社へ直接開示されません。

査定結果を見て、さらに詳しく話を聞きたい会社があれば、その会社だけに連絡先を伝えることができます。

そのため、

  • まだ実家を売ると決めていない
  • まず概算だけ知りたい
  • 複数社から電話を受けたくない
  • 親や兄弟と話す前に価格を確認したい

という段階では使いやすい方法です。

LIFULL HOME’Sが向いている人

  • 実家所在地で多くの候補を探したい
  • 地域密着会社も含めて探したい
  • 最大10社まで比較できる選択肢が欲しい
  • まだ売却未定なので匿名で概算を知りたい

注意点

提携会社が多くても、自分の実家がある地域ですべての会社が候補になるわけではありません。

通常一括査定を利用すれば、選択した不動産会社から電話・メール等の連絡が入ります。

電話を避けたい段階なら、通常査定ではなく匿名査定から始める方が合います。

会社数を絞って比較したいならHOME4U

HOME4Uは、全国約2,500社の不動産会社と提携し、最大6社へ査定を依頼できます。

物件条件に合った会社が表示され、その中から依頼先を選択します。

公式案内では、選択していない会社から連絡が来ることはないとされています。

10社前後を一度に比較するより、ある程度候補を絞った状態で査定を受けたい場合に使いやすいサービスです。

大手と地域密着会社を両方探せる

HOME4Uでは、大手不動産会社だけでなく地域密着型の会社も提携対象になっています。

実家の売却では、全国ブランドの会社より地元の戸建て・土地売却に詳しい会社が合う場合もあります。

逆に、大手の販売網が有利になることもあります。

両方を候補に入れて比較できる場合があります。

サポート窓口がある

サービスの使い方などについて相談できるユーザーサポート窓口も用意されています。

「一括査定を初めて使うので操作や仕組みが分からない」という場合には一つの安心材料になります。

HOME4Uが向いている人

  • 多すぎる会社へ一度に依頼したくない
  • 最大6社程度で十分
  • 大手と地域会社を比較したい
  • 実家が遠方にあり地元会社を知らない
  • サービスのサポート窓口も重視したい

会社情報・実績から選びたいならSUUMO売却査定

SUUMOの売却査定では、物件所在地等を基に不動産会社を探し、会社を選択して査定を依頼できます。

2026年の公式案内では最大10社まで一括査定が可能です。

SUUMOの特徴は、単に査定申込みフォームがあるだけではなく、不動産会社ごとの情報を確認しやすいことです。

例えば、

  • 店舗の特徴
  • 売却実績
  • スタッフ情報
  • 得意エリア
  • 会社からのコメント

などを見ながら候補を探せます。

「査定額が高い会社」より「売却を任せたい会社」を探しやすい

不動産売却では、査定後に数か月間、不動産会社の担当者とやり取りすることがあります。

そのため、会社の情報を先に確認できることには意味があります。

特に実家が遠方にある場合、現地でどの程度の売却実績がある会社なのかを確認しやすい点はメリットです。

SUUMOが向いている人

  • 査定前に不動産会社の情報を詳しく見たい
  • 売却実績も確認したい
  • 複数社を比較したい
  • 地域の会社を自分で見比べたい

地方の実家で候補を探すならイエウール

イエウールは、全国2,500社以上の不動産会社と提携し、条件に合う会社を最大6社紹介する一括査定サービスです。

大手だけでなく地域密着型の不動産会社も含まれます。

地方にある親の実家や空き家では、「全国的に有名な会社が近くにない」ということがあります。

そうした場合は、提携ネットワークの広いサービスで、まず実家所在地を扱える会社があるか確認する方法があります。

会社数より「実家の町で候補が出るか」を見る

全国で2,500社以上と提携していても、そのすべてが自分の実家を査定できるわけではありません。

地方では、

  • 実家がある市町村
  • 一戸建てか土地か
  • 市街地か郊外か

によって候補会社数が変わります。

「全国の提携会社数が多い」という数字より、実際に住所を入力したとき何社が候補に出るかを確認します。

イエウールが向いている人

  • 地方や郊外に実家がある
  • 地元の不動産会社を知らない
  • 最大6社程度で比較したい
  • 地域密着会社も候補にしたい

大手不動産会社だけを比べるならすまいValue

すまいValueは、一般的な一括査定サイトとは少し仕組みが違います。

多数の不動産会社と提携するのではなく、大手不動産会社6社によって運営されています。

  • 三井のリハウス
  • 住友不動産ステップ
  • 東急リバブル
  • 野村の仲介+
  • 三菱地所の住まいリレー
  • 小田急不動産

対応している場合、この6社へ最大6社まで査定を依頼できます。

「大手だけを比較したい」という目的が明確

他の一括査定サービスは、大手から地域密着会社まで幅広い会社を候補にします。

すまいValueは最初から大手6社に絞られています。

そのため、

  • 都市部にある実家
  • 資産価値が比較的高い土地・住宅
  • 大手仲介会社の販売網を比較したい

といった場合には候補になります。

地方では候補が出ない場合がある

大手6社の店舗・営業エリアがない地域では利用できない場合があります。

地方の実家で地域密着型の会社も比較したい場合は、HOME4U、LIFULL HOME’S、SUUMO、イエウールなど別タイプのサービスも確認します。

実家売却ならどれを選ぶ?状況別のおすすめ

状況 候補
まだ売るか迷っていて電話を避けたい LIFULL HOME’Sの匿名査定
候補会社をできるだけ広く探したい LIFULL HOME’S
2〜6社程度で管理しやすく比較したい HOME4U
会社情報・売却実績も見て選びたい SUUMO
地方の実家で候補会社を探したい イエウール
大手6社だけを比較したい すまいValue

HOME4UとLIFULL HOME’Sならどちら?

どちらかが常に上という関係ではありません。

LIFULL HOME’Sが向くケース

  • 候補会社の母数を重視する
  • 最大10社まで選べる余地が欲しい
  • 匿名査定も使いたい

HOME4Uが向くケース

  • 候補を最大6社程度に抑えたい
  • 大手と地域密着会社をバランスよく見たい
  • サポート窓口があるサービスを使いたい

実家の所在地によって表示される会社が違うため、サービス名だけで決めるより、実際の候補会社を見ることが重要です。

一括査定サイトを2つ使ってもいい?

1つ目のサービスで候補会社が少なかった場合は、別の一括査定サービスも確認できます。

例えば、地方の実家で1つ目のサービスでは1社しか表示されなかった場合、別サービスなら異なる地域会社が候補になる可能性があります。

一方、最初から3〜4サイトへ同時登録すると、連絡対応が増えすぎる場合があります。

まず1サービスを使い、十分な候補が出なければ2つ目を確認する程度が扱いやすいでしょう。

同じ不動産会社へ重複して査定依頼しない

複数の一括査定サイトを使うと、同じ不動産会社が両方に表示されることがあります。

同じ会社へ別サイト経由で2回査定依頼しても、比較できる会社が増えるわけではありません。

例えば、

  • サービスA:会社X・会社Y・会社Z
  • サービスB:会社X・会社P・会社Q

なら、サービスBでは会社Xを外し、P・Qだけを追加する方法があります。

最大依頼数まで全部選ぶ必要はない

最大10社へ依頼できるサービスでも、10社すべてへ頼まなければならないわけではありません。

依頼会社が増えるほど、

  • 電話
  • メール
  • 査定結果の確認
  • 訪問査定の日程調整

も増えます。

実家売却では、最初は2〜3社程度を比較しやすい目安とし、不足する場合に候補を追加する方法が現実的です。

査定額が一番高いサービスを選ぶわけではない

一括査定サービス自体が売却価格を決めているわけではありません。

同じ一括査定サイトを使っても、実際の査定額を出すのは各不動産会社です。

また、最も高い査定額を提示した会社が、その価格で実際に売れることを保証しているわけでもありません。

査定結果が出たら、

  • 査定額
  • 査定額の根拠
  • 想定売出価格
  • 想定成約期間
  • 近隣での実績
  • 中古戸建・古家付き土地の考え方
  • 家財・残置物への対応
  • 担当者の説明

を比較します。

実家の一括査定は2段階で使う

いきなり複数社を実家へ呼ぶ必要はありません。

第1段階:机上査定

まず2〜3社から概算査定を受けます。

ここでは金額だけでなく、査定根拠と会社の対応を確認します。

第2段階:訪問査定

机上査定の結果から、詳しく相談したい1〜2社程度へ訪問査定を依頼します。

実際の建物、土地、道路、家財などを確認してもらい、売却条件を具体化します。

遠方の実家では、訪問査定をする会社を先に絞ることで、鍵の受渡しや現地立会いの負担を減らしやすくなります。

まだ実家を売ると決めていないなら一括査定を急がない

一括査定は、売却を具体的に考えている人には便利です。

一方、

  • 親が売却に同意していない
  • 兄弟で話し合っていない
  • 相続人が決まっていない
  • 単に価格を知りたいだけ

という段階なら、複数の不動産会社から直接連絡を受ける必要性は高くありません。

まず匿名査定や周辺取引価格などから相場を確認し、売却する可能性が高くなってから通常の一括査定へ進む方法があります。

相続した実家は査定と相続手続きを並行する

亡くなった親名義の家でも、価格を知るための査定相談ができる場合があります。

ただし、査定額が出たからそのまま売買契約へ進めるとは限りません。

相続した実家なら、

  • 相続人
  • 遺言
  • 遺産分割
  • 相続登記

も確認します。

査定を取りながら、実際に誰が売主になるのかを整理していきます。

親が存命なら本人の売却意思を先に確認する

親名義の実家では、子どもが将来のために査定額を調べることはできても、実際の売却は別です。

基本的な売主は所有者である親本人です。

親本人が売却を希望しているのか、本人が売却について判断できる状態なのかを確認してから具体的な売却手続きを進めます。

不動産一括査定サイトは無料?

今回比較している主要な一括査定サービスは、売主側が査定依頼する段階では無料で利用できます。

ただし、実際に不動産会社へ仲介を依頼して売買契約が成立すれば、仲介手数料など売却に伴う費用が発生する場合があります。

「一括査定無料」は「不動産売却に一切費用がかからない」という意味ではありません。

一括査定サービスを選ぶ5つの基準

1.実家所在地で候補が何社出るか

全国の提携会社総数より重要です。

2.大手と地域会社のどちらを比較したいか

地方の実家なら地域会社が重要になる場合があります。

3.依頼会社を自分で選べるか

候補会社の情報を見て不要な会社を外せる方が連絡負担を調整しやすくなります。

4.電話連絡を受けてもよい段階か

まだ相場確認だけなら匿名査定も候補です。

5.会社情報を比較しやすいか

査定額だけでなく、実績・得意分野・販売方針まで確認します。

よくある質問

不動産一括査定はどこがおすすめですか?

一律には決められません。候補会社の多さや匿名性ならLIFULL HOME’S、最大6社程度で大手・地域会社を比較するならHOME4U、会社情報を詳しく確認するならSUUMO、地方の候補探しならイエウール、大手6社だけを比較するならすまいValueが候補になります。

HOME4UとLIFULL HOME’Sならどちらがよいですか?

候補会社の幅や匿名査定を重視するならLIFULL HOME’S、会社数を最大6社程度に抑え、サポートも含めて利用したいならHOME4Uが候補です。ただし最終的には実家所在地で表示される会社を確認します。

SUUMOは何社まで一括査定できますか?

2026年の公式案内では最大10社まで査定依頼できます。ただし実家所在地によって実際に候補となる会社数は異なります。

地方の実家ならどの一括査定がよいですか?

まずイエウール、LIFULL HOME’S、HOME4Uなど全国の地域会社を含むサービスで、実家住所に対応する会社が何社あるか確認する方法があります。全国の提携会社総数だけでは判断できません。

電話がかかってくるのが嫌です

通常の一括査定では、依頼した不動産会社から直接連絡が入る可能性があります。まだ相場確認だけであれば、LIFULL HOME’Sの匿名査定など、連絡先を不動産会社へ開示せず概算を確認できる方法があります。

大手不動産会社だけへ査定を頼みたい場合は?

すまいValueは大手6社による一括査定サービスです。ただし営業対象外の地域もあるため、実家所在地で利用できる会社を確認してください。

一括査定サイトを複数使ってもよいですか?

問題ありません。ただし同じ不動産会社へ重複して依頼しても比較対象は増えません。最初のサイトで候補が少なかった場合に、別サイトで異なる会社を追加する使い方が効率的です。

一番高い査定額を出した会社を選べばよいですか?

査定額は成約価格の保証ではありません。金額の根拠、想定売出価格、販売期間、地域での実績、古家・残置物への対応などを比較してください。

一括査定を申し込んだら売らなければいけませんか?

査定依頼をしただけで、媒介契約や売買契約を結ぶ義務が生じるわけではありません。査定結果を比較し、売らないと判断することもできます。

実家の一括査定は「おすすめ1位」ではなく、実際に出てくる会社で選ぶ

不動産一括査定サービスには、それぞれ特徴があります。

LIFULL HOME’Sは候補会社の幅と匿名査定。

HOME4Uは最大6社での比較と大手・地域会社のバランス。

SUUMOは会社情報・売却実績の確認。

イエウールは地方を含む対応会社探し。

すまいValueは大手6社の比較。

この違いを理解したうえで選びます。

ただし、本当に重要なのはサービス名ではありません。

実家の住所を入力したとき、どの不動産会社が候補として出るかです。

まず1つのサービスで実家に対応できる会社を確認し、比較しやすい2〜3社へ査定を依頼します。

候補が十分でなければ別サービスを確認し、同じ会社への重複依頼を避けながら候補を追加します。

査定後は最も高い金額だけを見るのではなく、その根拠と販売方法まで確認して、実家の売却を任せる会社を選びます。

実家を売るか残すかを含めてまだ整理できていない場合は実家・家財整理のガイドから確認してください。

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