生前整理を業者へ頼みたいと思っても、検索すると多くの会社や比較サービスが出てくるため、「結局どこへ相談すればよいのか分からない」と迷いやすくなります。
生前整理では、単純に料金が安い会社を選べばよいわけではありません。
本人が残したい物を確認しながら、
- 家財の仕分け
- 大型家具の搬出
- 不要品の処分手配
- 買取
- 清掃
- 空き家整理
など、必要な作業に合う会社を選ぶ必要があります。
また、生前整理業者を探す方法には、主に、
- 複数の業者を比較できる紹介・一括見積もりサービスを使う
- 生前整理会社へ直接見積もりを依頼する
の2通りがあります。
この記事では、2026年9月時点で公式情報を確認できるサービスの中から、全国または広い地域で利用しやすい4つを比較します。
なお、掲載順を広告報酬の高さだけで決めることはしていません。
料金だけでなく、サービス形態、対応地域、相見積もりのしやすさ、買取、追加料金の確認しやすさなどを見て、用途別に比較候補を整理しています。
生前整理そのものの進め方から確認したい場合は、実家・家財整理の案内もあわせて確認してください。
生前整理のおすすめ4サービスを比較
| サービス | タイプ | 向いている人 | 料金・見積もり |
|---|---|---|---|
| みんなの遺品整理 | 比較・紹介 | 複数社を一度に比較したい | 最大3社を紹介。施工料金は紹介先による |
| 遺品整理の相談所 | 比較・紹介 | 相談員に候補を絞ってもらいたい | 最大3社を紹介。施工料金は紹介先による |
| 遺品整理プログレス | 直接依頼 | 一社へまとめて相談したい | 生前整理15,000円〜 |
| 片付け侍 | 直接依頼 | 片付け・買取・迅速対応を重視 | 1K 32,000円〜 |
料金だけを横並びにして「最安」を決めることはおすすめしません。
比較サービスは紹介された業者によって料金が変わり、直接依頼型でも、物量・搬出条件・作業範囲などによって最終料金が変わります。
また、各社で基本料金に含まれる作業も同じではありません。
複数社を比較したいなら「みんなの遺品整理」
みんなの遺品整理は、自分で業者を一社ずつ探すのではなく、条件に合う片付け業者を比較したい人に向いています。
生前整理のほか、
- 遺品整理
- 特殊清掃
- 空き家片付け
- ゴミ屋敷片付け
- 部屋片付け
などにも対応する業者を全国から探せます。
主な特徴
- 全国の業者を検索できる
- 最大3社まで紹介を受けられる
- 相見積もりをまとめて相談できる
- 地域・サービス内容から業者を探せる
- 口コミ・料金情報を比較できる
- 相談窓口の利用は無料
運営会社が生前整理作業を直接行うわけではなく、条件に合う施工会社を紹介するサービスです。
そのため、実際に依頼するときは、紹介された会社ごとに、
- 作業内容
- 正式な見積額
- 追加料金条件
- キャンセル条件
- 家庭ごみの処理体制
- 買取を行う場合の許可
を確認してください。
みんなの遺品整理が向いている人
- 初めてで業者の探し方が分からない
- 一社だけで決めるのが不安
- 地域の業者を複数比較したい
- 口コミや料金を見ながら選びたい
- 遠方の実家で対応可能な業者を探したい
最初から1社へ決め打ちしたくない場合の比較窓口として使いやすいタイプです。
相談しながら候補を絞りたいなら「遺品整理の相談所」
遺品整理の相談所も、全国の生前整理・遺品整理業者を検索・比較できるサービスです。
こちらも自社が全国の現場を直接施工するという仕組みではなく、条件に合う業者を案内する比較・紹介型です。
主な特徴
- 全国の生前整理業者を検索できる
- 専任スタッフへ相談できる
- 条件に合う業者を最大3社紹介
- 地域ごとの業者・料金目安を確認できる
- 生前整理以外にも複数の家財整理サービスを検索できる
自分で何十社ものページを見比べるより、
「この地域で、生前整理と買取に対応できる会社を何社か紹介してほしい」
といった条件から候補を探したい人に向いています。
運営会社と実際の施工会社は分けて確認する
遺品整理の相談所の運営会社自身も許認可等を公開していますが、比較サービス経由で紹介される業者はそれぞれ別会社です。
したがって、実際の現場については、紹介された施工会社ごとに処分体制・買取許可・見積条件を確認してください。
遺品整理の相談所が向いている人
- 自分だけで業者を絞り込むのが難しい
- 相談員へ状況を説明して候補を提案してほしい
- 複数社の見積もりを比較したい
- 生前整理以外の片付けも含めて相談したい
一社へ直接まとめて頼みたいなら「遺品整理プログレス」
遺品整理プログレスは、比較サイトを介して複数社を探すのではなく、直接相談・見積もりを依頼するタイプのサービスです。
生前整理のほか、
- 遺品整理
- 不用品回収
- ゴミ屋敷片付け
- 特殊清掃
- ハウスクリーニング
- リフォーム
- 買取
- 不動産整理
などを扱っています。
公式掲載の料金
生前整理については、公式サイトで15,000円〜と案内されています。
遺品整理の料金例としては、
| 間取り | 公式掲載料金 |
|---|---|
| 1K | 15,000円〜 |
| 1LDK | 30,000円〜 |
| 2LDK | 60,000円〜 |
| 3LDK | 105,000円〜 |
| 4LDK | 165,000円〜 |
が公開されています。
ただし、これは下限・目安となる料金です。
生前整理で実際にいくらになるかは、物量、作業人数、搬出状況、処分内容などを現地見積もりで確認してください。
見積もり後の追加料金について
公式サイトでは、現地で正式な見積もりを確定した後について、追加料金は発生しないと案内しています。
それでも、契約前には、
- どの部屋まで見積もり対象か
- 物置や庭も含むか
- 家電リサイクル品を含むか
- 当日に依頼内容を追加した場合はどうなるか
を確認してください。
遺品整理プログレスが向いている人
- 複数業者とのやり取りを減らしたい
- 生前整理以外も一社へまとめて相談したい
- 買取や清掃も必要
- 比較サービスより直接会社と話したい
迅速な片付けと買取も重視するなら「片付け侍」
片付け侍は、不用品回収・遺品整理・生前整理・ゴミ屋敷片付け等を扱う直接依頼型のサービスです。
公式サイトでは全国対応を掲げています。
公式掲載の生前整理・遺品整理料金
| 間取り | 公式掲載料金 |
|---|---|
| 1K | 32,000円〜 |
| 1LDK | 63,000円〜 |
| 2LDK | 96,000円〜 |
| 3LDK | 151,000円〜 |
| 4LDK | 195,000円〜 |
公式サイトでは、
- 買取
- 全国対応
- 現地見積もり
- 見積もり後のキャンセル無料
- 見積もり後の料金変動なし
などを掲げています。
家庭ごみの処理体制
運営会社情報では、古物商許可のほか、一般廃棄物収集運搬業者との提携を掲載しています。
ただし、家庭ごみの一般廃棄物許可は市区町村単位で確認する必要があります。
依頼時には、実際の現場で家庭ごみを誰が収集・運搬するのかまで確認してください。
片付け侍が向いている人
- 生前整理と不要品回収をまとめたい
- 買取も利用したい
- 急いで現地見積もりを取りたい
- 全国対応型のサービスを探している
結局どれを選ぶ?目的別の選び方
まず複数社を比較したい
みんなの遺品整理または遺品整理の相談所のような比較サービスから候補を出す方法があります。
自分で地域業者を何社も探す必要がなく、相見積もりへ進みやすいのがメリットです。
業者選びそのものを相談したい
専任スタッフへ条件を伝えながら候補を絞りたいなら、比較・紹介型サービスが使いやすくなります。
複数社との連絡を増やしたくない
遺品整理プログレスや片付け侍のような直接依頼型で一度見積もりを取り、その内容に納得できればそのまま依頼できます。
一軒家を丸ごと整理したい
物量の多い一軒家では、料金表だけでは判断できません。
少なくとも、
- 室内
- 押し入れ・収納
- 物置
- 庭
- 車庫
- 大型家具・家電
まで現地確認してもらったうえで比較してください。
貴金属・時計・ブランド品もある
買取対応の有無を確認します。
その際、
作業料金と買取査定額は別々に確認してください。
「作業費から買取分を引いて10万円」という差引額だけでは、他社との比較が難しくなります。
比較サービスと直接依頼はどちらがいい?
| 比較・紹介サービス | 直接依頼型 | |
|---|---|---|
| 候補探し | 複数社を探しやすい | 自分で会社を選ぶ |
| 相見積もり | 行いやすい | 別会社へ自分で依頼 |
| 窓口 | 比較サービス+施工会社 | 施工サービスへ直接 |
| 向く人 | 初めて・比較重視 | 候補が決まっている・やり取りを減らしたい |
どちらが必ず優れているというものではありません。
特に初めて依頼する場合は、比較サービスで相場感を確認した後に、直接依頼型を含めて比較する方法もあります。
料金だけでランキングを作らない理由
生前整理の料金は、同じ3LDKでも大きく変わります。
理由は、
- 家財量
- 事前仕分けの有無
- 作業人数
- 階段・エレベーター
- 駐車位置
- 大型家具
- 家電
- 清掃
- 庭・物置
などが違うためです。
また、公式サイトで「15,000円〜」と掲載されているサービスと「32,000円〜」のサービスでも、料金に含まれる作業範囲が同じとは限りません。
そのため、公式の最低料金だけで「最安1位」を決めるのではなく、同じ依頼内容で正式な見積もりを取る必要があります。
おすすめ業者を選ぶ前に確認する7項目
1.本人が残したい物
生前整理では所有者本人が存命です。
業者選びより先に、本人の希望を確認します。
- 絶対に残す物
- 家族へ渡す物
- 売るか迷っている物
- 処分してよい物
を分けてください。
2.正式な見積書
電話口の概算だけで契約せず、物量が多ければ現地見積もりを取ります。
見積書では、
- 作業範囲
- 人員
- 車両
- 搬出
- 処分
- 清掃
- オプション
を確認します。
3.追加料金
「追加料金なし」と書かれている場合も、見積もり時の依頼内容を変更した場合まで無条件で追加なしとは限りません。
契約時の対象範囲を確認します。
4.キャンセル条件
見積もり後と契約後では扱いが違うことがあります。
契約前に、いつからキャンセル料が発生するのか確認します。
5.家庭ごみを誰が運ぶか
家庭から出る廃棄物を収集・運搬するには、市区町村の一般廃棄物処理業の許可または市区町村からの委託が必要です。
生前整理会社自身が許可を持たず、地域の許可業者と連携するケースもあります。
重要なのは、
「この家から出た家庭ごみを実際に誰が運びますか?」
と確認することです。
6.買取をするなら古物商許可
家財の買取を行う事業者については、古物商許可を確認します。
ただし、古物商許可は中古品等を売買するための許可であり、家庭ごみを収集する一般廃棄物の許可とは別です。
7.処分禁止品を共有する
作業前に、
- 通帳
- 印鑑
- 重要書類
- 写真
- アルバム
- 貴金属
- 時計
- スマートフォン・PC
などを処分しないよう具体的に指定します。
「大切な物は残してください」だけではなく、品目を具体化してください。
生前整理では最低でも複数社を比較する
家一軒分など金額が大きくなる場合は、一社目の見積もりだけで即決する必要はありません。
複数社へ同じ条件を伝え、
- 総額
- 作業範囲
- 作業人数
- 清掃
- 処分方法
- 買取
- 追加料金
- キャンセル条件
を比較します。
比較サービスを利用する場合も、紹介された候補の中から自動的に一番安い会社へ決めるのではなく、見積書の内容を確認してください。
極端に安い広告だけで決めない
「○千円〜」「激安」「何でも回収」といった表示は、入口価格の場合があります。
料金表示そのものが問題なのではなく、実際の依頼条件で総額がいくらになるかが重要です。
見積もり時には、
- 何が基本料金に含まれるか
- 処分費は含まれるか
- 階段料金はあるか
- 家電リサイクル費用は別か
- 追加車両は別料金か
を確認してください。
今回の4サービスを選んだ基準
この記事では、単純に広告提携できるサービスを並べているわけではありません。
2026年9月時点で確認できる公式情報をもとに、
- 生前整理を明確に扱っている
- 運営会社を確認できる
- 全国または広い地域で利用しやすい
- 料金または見積もり方法を確認できる
- 比較サービスなら紹介の仕組みが分かる
- 直接依頼型なら具体的なサービス内容が分かる
- 買取・処分等の情報を一定程度確認できる
ものを比較候補としました。
今後サービス内容や料金、対応地域は変更される可能性があるため、申込前には必ず最新の公式情報を確認してください。
よくある質問
生前整理で一番おすすめの業者はどこですか?
依頼内容によって異なります。
複数社を比較したいなら比較・紹介サービス、一社へ直接まとめて頼みたいなら直接依頼型が使いやすくなります。
みんなの遺品整理は生前整理にも使えますか?
生前整理に対応する業者を検索・紹介してもらえます。
実際の施工内容・料金は紹介された業者ごとに確認してください。
遺品整理の相談所は生前整理にも対応していますか?
全国の生前整理業者を検索でき、条件に合う業者の紹介にも対応しています。
遺品整理プログレスは生前整理を頼めますか?
生前整理サービスを提供しており、公式サイトでは15,000円〜と案内されています。
実際の料金は現地の物量・作業範囲を確認して見積もってもらってください。
片付け侍は生前整理に対応していますか?
遺品整理・生前整理サービスを提供しています。
公式サイトでは間取り別の料金例と全国対応を掲載しています。
一括見積もりサービスを使った方がいいですか?
複数社を自分で探すのが負担なら使いやすい方法です。
ただし、比較サービス自体と実際の施工会社は別の場合があるため、最終的な見積書・契約条件・処分体制は施工会社ごとに確認してください。
最安値の会社を選べば失敗しませんか?
料金だけでは判断できません。
作業範囲、処分、買取、清掃、追加料金などを同条件で比較してください。
見積もりは何社取ればよいですか?
公的な決まった社数はありませんが、少なくとも一社だけで即決せず、複数社を比較する方が条件を確認しやすくなります。
一般廃棄物処理業の許可がない会社は依頼してはいけませんか?
生前整理会社自身が一般廃棄物の収集運搬を行わず、地域の許可業者へ委託・連携している場合があります。
会社名だけで判断せず、家庭ごみを実際に誰が運ぶのか、その地域で適法な処理体制になっているかを確認してください。
買取も一緒に頼めますか?
買取対応のサービスがあります。
買取を利用する場合は古物商許可を確認し、作業料金と査定額を分けて提示してもらうと比較しやすくなります。
迷ったら「比較型で相場確認」か「直接型で見積もり」から始める
生前整理業者に万人共通の一社はありません。
選び方はシンプルです。
複数の地域業者を比較したいなら、みんなの遺品整理や遺品整理の相談所のような比較・紹介型。
一社と直接やり取りしてまとめて進めたいなら、遺品整理プログレスや片付け侍のような直接依頼型。
というところから候補を絞ります。
そのうえで、
- 本人が残す物を先に決める
- 依頼する作業範囲を揃える
- 複数社の正式な見積もりを取る
- 総額と作業内容を比較する
- 家庭ごみの処理体制を確認する
- 買取・追加料金・キャンセル条件を確認する
- 納得できる一社へ依頼する
という順番で進めてください。
公式サイトの最低料金や「おすすめ1位」という表示だけで決めるより、自分の家を同じ条件で見積もってもらった結果を比較することが、最終的には最も実用的です。
実家・家財全体をどう整理するかまだ決まっていない場合は、実家・家財整理の案内から現在の状況に合う進め方を確認してください。